ロシア、戦力の9割ウクライナに投入
【ワシントン時事】米国防総省高官は3日、ロシア軍がウクライナ国境地帯に集結させた戦力の9割を
投入したとの分析を明らかにした。首都キエフや第2の都市ハリコフ、北部チェルニヒウで激しい爆撃が行われていると指摘した。
高官は「ハリコフのすぐ郊外までロシア軍は迫っている」と強調した。「キエフやハリコフでは明らかに政府系施設に対する爆撃が激しさを増している」と分析。住宅なども爆撃を受けているとして「民間施設を標的にする意図があからさまになっている」と述べた。
バイデン米大統領も閣議で、ロシア軍が「無差別」に攻撃を行っていると批判した。
ロシア軍はこれまでにミサイル480発を使用した。ウクライナ非常事態庁によれば、チェルニヒウでは3日、ロシア軍が学校や住宅などを空爆し、少なくとも33人が死亡した。