1968年製の軍用ヘルメットと、最新の軍用ヘルメットの耐久性を比較した動画が話題に!
車など、多くの工業製品の安全性は新しいものほど研究され、高くなってきています。ヘルメットの場合はどうでしょう。1968年製の軍用ヘルメットと2008年製の軍用ヘルメットの耐久実験の動画が話題になっています。
実験は、油圧プレスでヘルメットを潰して何kgの荷重まで耐えられるかというもの。まずは、工事現場などで使われるプラスティック製のヘルメットで小手調べをします。工事現場用ヘルメットは668kgを超えたあたりでへこみ始め、つぶれ始めました。
次に、1968年製の鉄製の軍用ヘルメット。素材が素材だけに重さはありそうですが、なんと10,212kg(約10トン)の荷重までなんとか耐え凌ぎます。その後、徐々に油圧プレスの力に負けてへこみ始めました。
最後に、2008年製のケブラー製(高耐久性の繊維素材)の軍用ヘルメット。工事現場用のヘルメットよりは耐えることができましたが、1,970kgを超えたあたりで油圧プレスの力に負けてへこみ始めました。
1968年製の鉄製ヘルメットがここまで圧倒的に耐えられるとは驚きました。
しかし、この実験だけで1968年製のヘルメットが一番良いと言い切ることはできません。
動画には「弾丸のような高速発射体を想定すると、ケブラー素材には発射体が通過しなければならない多くの層があり、鋼鉄には1つしかありません。そのためケブラーの方が高速発射体に対してははるかに優れています。」「戦場に油圧プレスを持ち込む気か?」「ケブラーの方がヘルメットの変形によって衝撃エネルギーを吸収するように設計されています」などのコメントが寄せられています。
鉄製のヘルメットは丈夫は丈夫ですが、「人の命を守る」という点に於いては、現代のヘルメットの方が優れていると言えそうです。